LightRoomとAdobe DNGファイル
Ligntroom6が新しいRAWに対応しないのでDNGコンバータというのを試してみた。
要するに各社の独自形式のRAWファイルをAdobeの推奨するRAWファイルに変換するという代物である。
Ligntroomの現像エンジンの特徴かもしれないが、光量不足域ではメイズパターンが表れる。DNG変換時にメーカー設定の初期値がクリアされるのか、結構メイズアーチファクトは目立つ印象である。ちょいちょいとパラメータをいじれば簡単に消せるノイズなのだが、要するにディテールが失われているということである。
これでみるとマイクロフォーサーズといわゆるフルサイズの差は歴然である。センサーサイズ4倍は伊達じゃないわけ。それでもjpeg出力では余り破綻がでないように処理できるのだからたいしたものというべきか。
アナログのフィルム時代でも35mmと中判の画質差というのは歴然としたものであったのだけど、デジタルカメラではA4程度の出力では圧倒的な差ではないところが不思議なところ。それにしてもトリミングを余り許容しないぎりぎりの画質、画質よりも機動力優先というのは、フィルム時代の35mmの感覚である。
実際のところ、この画質であればRAWからの調整の余地は余り多くない。少々の明るさと色調のコントロールにとどまる。アートフィルターブラケットでも良いと言えばよい。ただアートフィルターブラケットでいっぱい画像生成するとRAWよりも容量を必要とするのでこれもまた考え物である。