Windows7
早々にAmazonから購入。
RC版でも試していたのだが、自宅のメインではないマシンでテスト中である。
というかメインはMac-miniだったりするのだが、メインでないといいながらスペックはなかなかというか、手持ちの中では最強である。
で、Windows7。個人的な見解であるがOSを大きく変えるのであれば64ビットを選ぶ。というかそれでなければOSを変える理由がない。
GUIはよくなっていると思う。まぁ従来のWindowsのなかでもさすが最新といえる。従来と大きく違うのはホームディレクトリとライブラリだろう。
C:\Document…
なんてファイルパスにスペースが入っていた従来のとんでもないパスから、
C:\User
というシンプルなパスになった。
しかし、マイドキュメントとかの場所を変更することは従来通りできるのだが、このホームディレクトリの場所を変更するにはどうすればいいのかわからない。
ファイルシステムの仮想化というかファイルパスとGUIで表示されるパスが一致しにくくなっている。従来でもNFSの中でドライブのマウントポイントを指定することができたのだが実はこれはよくわからないトラブルを何度か引き起こしたので使っていなかった。UNIXみたいなsingle treeではないのがWindowsの良くもあり悪くもあるところと思っていたのだが、設計思想的にはWindows7はsigle treeにしたいようである。
MacOSでもファイルパスの仮想化というか、CUIとGUIでも不一致がある。
terminalでみれはDocumentとなっているパスがFinderでは「ドキュメント」と表示される。ただMacOSはローカルドライブだけなのだが、Windowsだとなんとどこでもこの現象が起きる。たとえばNAS上のdownloadというディレクトリをIEのダウンロードパスに指定する。そうするとexploreでもディレクトリ名が「ダウンロード」になってしまう。
ローカルドライブならまだしもNASでいきなりファイルパス名が変わるのは気持ち悪い。
そうこうするうちにNAS上のrootではなくサブディレクトリが直接ネットワークマウントされてしまった。DropBoxは本来ネットワークドライブにおいてはだめ、ということになっているがWindowsではごまかすこともできる。たぶんDropBoxの認識しているファイルパスとOSのファイルパスと不一致が起きたのではないだろうか。ライブラリに様々なディレクトリを集約するために仮想ファイルパス(勝手に名付けていますがMS的にはなんというんでしょう)を工夫したみたいなんだがこれが裏目に出ているみたいだ。従来のようなショートカットという名のシンボリックリンクではだめだったんだろうか。
で、この不思議なマントのされ方をしたNASを切断しても、再起動するとまたマウントされてしまう。でPhotoshopをインストールしようとすると、このドライブが不正ですとかいうメッセージが出てインストールできない。
未だこの問題を解決できないのでOS自体を再インストールすべきがどうか考え中である。
たぶん問題が起きないように運用するのはC:ドライブに十分な容量を確保してシングルボリュームで運用するのがいいのであろう。でNASとかはライブラリの機能を利用して参照するのがおそらく開発サイドの想定している運用方法だと思う。
だけどこれじゃまるでMacじゃないか。
Windowsはたぶん人によってずいぶん運用方法が違う。すなおにCドライブだけで運用している人も多いのだろうけど、私はずーっとデータはD、システムやアプリケーションはCで運用してきた。これはシステムが何らかの原因でクラッシュしてしまった時に、あるいはウイルスに感染してしまったときにデータに関係なくリカバーできるようにしていたのである。
Windows7はCドライブだけで大丈夫という自信があるのだろうか。それともメールはどうせGmailだからローカルは関係ないよね、大事なファイルはDropBox使えば関係ないよねということなんだろうか。
日経がしばしばクラウド対応OSなんてことを書いているのを馬鹿じゃねーのと思っていたのだが本当にクラウド前提のOSなんだろうか?
まぁ、もう少しいろいろ試してみたいと思います。