Aperture2 v.s Lightroom2

WindowsだとPicasaがあるのでわざわざ写真の整理用のソフトを買おうとは思わなかったのですがMacにはPicasaがないので、2つのソフトを試用中です。

どちらも30日間の試用期間があるのがありがたい。私の環境はMac mini(C2D)なのでRAMがめいっぱいつめる訳でもなし、HDDの容量も大きくはないのでデータはすべてNAS上においています。つまりパフォーマンス的には結構厳しい条件下にあります。

さて、使用感ですが、機能的にはLightroomのほうが豊富です。とくにマスク処理なんかはかなり高度なレタッチができるし、Photoshopとの連携もばっちり。

ただ、私の場合はスナップや風景写真が主体なのであまり高度なマスク機能などはほとんど使いません。従って機能的にはApertureでも十分。印刷時に余白にデータを印刷できるのはPhotoshopと同様でこれはLightroomの方がいいんですが、Apertureでは印刷時にガンマ微調整ができます。これは今、使っているキャノンの990iでは結構ありがたい機能です。カラーマッチしていても微妙に濃度が違うと感じられることが多いので。

通常の処理は私の環境ではApertureの方が軽快でよろしい。キーワードの設定はどちらのソフトでも重要なのですが、これも一回の撮影で種々の画像が入り込むアマチュアとしてはApertureの方が使いやすい。たぶんLightroomはモデル撮影が多いプロにはこちらの方が使いやすいでしょう。ここらはたぶん撮影スタイルによってかなり違いそうです。

また、撮影時のJpeg画像をうまく生かす、という点でもApertureが優れています。LightroomはひたすらRAWで自分で現像パラメータを決めるというところですね。しかしピクチャースタイルなどのカメラ内蔵の現像パラメータを無視するのもいかがなものかと。

ただ、モノクロプリントに関してはまだ十分に試していないのですが、Aperture だと彩度を落として、ぐらいにしかできないみたい。もう少し調べてみる必要がありそうですが、これはLightroomの勝ちでしょうか。プリンタによっても変わりそうですが。

まだ試用期間が残っていますが現時点ではApertureの方を購入ということになりそうです。

ま、無理せずにWindpowsでPicasa+DPP+PhotoShopというのもいいんですが、各種レタッチのパラメータ履歴管理ができるのでやはり有料ソフトにはそれなりのアドバンテージありということですね。

モノクロ機能であるが「調整パネルの追加」にモノクロ化のパネルがあることがわかった。用語のわかりにくさとかこういったところが問題なのかも。とりあえず、機能的にはおっけーです。しかしモノクロのデフォルトが、どセピアってなんだよ。